妻からDV・モラハラを受けたら

妻からのDV・モラハラ記録をもとに、同じ境遇の人の役に立つ情報を掲載するブログです。

結婚してからDVやモラハラを受けた記録をつけることの大切な意味

 

こんにちは、shintarowです。

 

 

ふだん日記を書かないぼくですが、妻からモラハラだけでなくDVが始まったのを機に、その具体的な内容をたびたび記録をつけていました。

 

 

それは今後、それが妻からの逆DVやモラハラの証拠になると思っていたからです。

 

 

妻に見つからずにDV・モラハラの記録をつけるには

 

 

妻にバレずに妻からのDV・モラハラ記録をつけるというのは、至難の業です。

 

 

家に帰ってからでは妻の目を盗んで書くことはできなかったため、勤務時間や休憩中、それができないときには退社後に寄り道をして書くことにしていました。

 

 

とはいっても、毎日は到底無理でした。通常、仕事中に私用文書を作成すること自体が困難でしたし、退社してから書こうにも帰る時間が遅くなるとすぐに怒りにつながりますし、居場所特定アプリで探された場合は寄り道が発覚してしまうためです。

 

 

できるだけ仕事を普段よりも早めに上がってカフェに20分くらいだけ寄り道をしてダッシュで記録するとか、あとは通勤の電車の中で必死にスマホでgoogleのスプレッドシートに打ち込むということをしていました。ただ、スマホでは非常に入力しづらい上に予測変換履歴が残ってしまい(毎度忘れず削除するのは大変)、かなり気疲れしたものでした。

 

 

とはいえ、やらないよりも絶対やったほうがいいです。証拠としての一助になる(決定打にはなりません)上に、後述しますが精神衛生上も非常によいです。

 

 

では私が具体的にやったことです。

 

 

まず最初に行ったのは、新たなgoogleアカウントの取得です。これは携帯、スマホ、パソコンなどの端末のいずれかがあれば簡単にできます。

 

 

support.google.com

 

 

履歴が残るとまずい場合は「シークレットモード(プライベートブラウズ)」で行います。

 

 

www.appbank.net

 

 

googleでなくても、スマホを完全支配されていないならevernoteなどを活用してもいいですね。どんな方法をとるにしても、ローカル(特定の端末でしか書けない状態)ではなく、クラウドであることが望ましいです。

 

 

理由は、今後自分がどういう生活をすることになるか分からないからです。たとえば別居に踏み切って家から逃げ出したときに、スマホやパソコンなどの端末を家に置いてきてしまったとします。そのとき、その端末の中だけにしか残らないメモアプリに記録をつけていたとしたら、別居先からは見ることができません。スマホを取り戻すまで、せっかく残してきた記録が使えなくなるのです。

 

 

ぼくはgoogleを使って、上で述べたとおりスプレッドシートに記入していました。妻の理不尽な暴力への反抗心もあってか、かなり仔細にわたって記録をつけていましたし、ケガをさせられたときには写真も撮ってアップロードしていました。

 

 

結婚後だけでなく、できれば交際時からの逆DVやモラハラの記憶も

 

 

ぼくがこの「DV・モラハラ記録」をつけ始めたのは妻からの逆DVを受け始め、自分がやばい状況にあるということをハッキリ自覚してからです。

 

 

「これ、DVだ…。先々もこれが続くなら、耐えられないかも」と思い立ってからの記録なので、全てではありません。

 

 

そこで、別居を開始して妻の監視を離れた後は、交際開始から今にいたる日々を掘り起こし、それを書き綴っていくという作業を始めました。

 

 

 

これは決して、楽なことではありません。思い出したくもないような生き地獄の日々を再び直視し、記憶が薄れたところは当時のメールやLINEなどのやりとりを振り返ります。

 

 

 

過去のLINEのやりとりを手作業で振り返るのは指でスライドしまくらなければならないのでかなり大変です。ぼくは、トーク内容をテキストファイルで取り出す操作を行いました。

 

note.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

 

可能な限り具体的に、正確に。ただし、これらの記録は証拠能力としては決して高くありません。その日そのときに書いたものですら、それほど立派な証拠としては使えないのだそう。それはそうですよね、後からいくらでも好きなように書くことができますから・・・

 

 

DV・モラハラの証拠として以上に・・・記録をつける一番の理由

 

 

いくら記録をつけたところで、決定的な証拠にはなりえない。ではなぜ、逆DV・モラハラを記録するのでしょうか。

 

 

 

それは、自分自身を救いだすためです。

 

 

別居後、ようやく妻の支配を逃れたはずの僕は、毎日のように目に涙を浮かべていました。

 

 

想像していたんです。独りきりで家で待っている妻の姿を。食事を作って待っている妻の姿を。世界一大切だと言った夫(ぼく)に去られて、涙で顔をくしゃくしゃにしている妻の表情を!!

 

 

なんてことをしているんだ!彼女はぼくを信じて、ずっと待っているのに!

 

 

 

そんな妻を置き去りにした上、妻から受けたDVやモラハラを妻の両親に明かすということまでしてしまう(以下の記事の「別居の準備5」を参照)なんて!

 

www.esc-log.com

 

 

これまでの人生で感じたことのないほど大きな罪悪感で、心が引きちぎれそうだったんです。

 

 

だけど、ぼくは泣きながらこの「交際開始からの数々のモラハラ・DVを思い出し記録する」という行為を続けることによって、妻にされたことを、一つ一つ克明に思い出していきます。

 

 

 

そして別居から時間が経過し、次第に正常化していく判断力で、自分がすごしてきた環境を改めて俯瞰すると…

 

 

 

自分はなんて、酷いことをされてきたのだろう、と。客観的にそう言えることが、わかるのです。

 

 

 

湧いてきた感情は、この時点では憎しみなどの負の感情ではありませんでした。ではなくて、酷いことをされたという事実を冷静に受け止めて、妻とのこれから・・・つまり離婚に向けた交渉に臨む気概が持てたんです。

 

 

 

怖くて仕方なかったのに、立ち向かう気持ちになれた。円満にはいかないけど、必ず自分の意見を、今度こそ貫き通す…と誓えたのです。自分自身が、再び自分の最強の味方になることができたのです。

 

 

おわりに

 

 

体の健康と心の健康は両輪です。このときのぼくは、心が参りすぎて普通の食事や体を動かすことができず、体の健康も損なっていました。しかし、DV・モラハラの記録をつけていく過程で心は少しずつ落ち着きを取り戻し、食事もできるようになって、心身のバランスが整い始めました。

 

 

そしてこれは、決定的ではないにせよ自分の被害を伝える資料になることは間違いありません。

 

 

つらい状況にはあると思いますが、必ずやってみることをおすすめします。