妻の暴力(DV)のはじまりと、その内容
こんにちは、shintarowです。妻からのDVがどのようにして始まったのかを振り返りました。
発端
キッカケは、ほんの些細なことでした。
「昔の友達が結婚するって。3か月後に結婚式を挙げるらしいから、行ってくるね」
「ふうん…わかった」
それから少し経って、妻からメールが来ました。
「これ、行こう」
彼女の好きなアーティストのライブでした。
日付けを見ると、結婚式とモロ被り。
それを伝えると「そっか、残念…一緒に行きたかったな。じゃあ、1人で行ってくる」
申し訳ない気持ちになったので、そのときはスイーツを買って帰り、少しでも機嫌を直してもらえたらと思っていました。
数日後、リンクを改めて見ると人気のライブらしく、前売り券は売り切れていました。
妻はもう買ったのかな?と思って確認すると
「あ、売り切れてた?人気だからね。まあ、当日券あるしいいよ」
といってあまり気にしていない様子だったのです。
そしてそれからさらにしばらく経って、いよいよ友人の結婚式の前日。
突然の怒り
その日、突然彼女は怒り始めました。
「なんで前売り券買ってないんだよ!私を当日券で並ばせる気!?どれだけ気が利かないんだよ!ふざけんなよ、このクズ!!」
私は心底、驚きました。そして理解できませんでした。立て続けに妻は怒鳴りつけてきました。
「ふざけんなよ!!こっちは、このライブにお前と行ける日をずっと待ち望んでたのに、なんでワケの分からない奴の結婚式なんかで踏みにじられなきゃいけないんだよ!」
あまりの勢いにひどく狼狽しましたが、関係のない友人のことまで言葉が及んだのでつい反論してしまいました。
「ワケの分からない、は無いだろう。ぼくの長年の友達だよ」
「はあ!?私は会わせてもらってないけど!?そんな奴の結婚式なんか知らねえよ!大切なら会わせろよ!そもそもお前にとって一番大切なのは私だろうが!?」
あまりに勝手な理屈にしばらく絶句しましたが、かろうじて説明します。
「いや、今は遠くに住んでるから会わせようと思っても会わせられないよ。それにぼく自身もそんな頻度で会う人じゃないし。昔の仲だからね」
「そんな奴の結婚式を優先するんだね!私に前売り券すらプレゼントしないで。最低のクズだなお前は。どうせその友達もクズだろ、お前がクズなんだからな」
怒りは収まる気配を見せません。私は、それであれば妻の要望にできるだけ応えようと提案しました。
「…じゃあ結婚式には少し遅れていくよ。前売り券はぼくが買ってくるからさ」
「いらねえよ!どうせもう行かないから。お前のせいで数少ない楽しみが台無しだわ!!」
「いや、買いにいくから、行ってきなよ」
「行かねえっつってんだよ!そうやって気遣われることすら苦痛なんだってことが何で分からないんだよこのバカは!ほっとけよ!」
「…そうか。じゃあ明日は結婚式行ってくるよ」
それでも怒りは沈むことなく、夜遅くまで続きました。ようやく訪れた朝、起きてくることもない彼女を家に残し、疲れきった体を何とか起こして結婚式へ。
式はほどほどに楽しめはしたものの、しかし結局、妻からの怒りのメールがたびたび送られてくるのに辟易して二次会で切り上げました。仲良しばかりが集まる場だったので、最後までいたかったんですが…こういう祝いの席はラストまで残るのが通常だったぼくの行動に、みんなも不思議そうでした。
帰宅すると、変わらず怒り続けている妻がいました。
「何も無いの?」
「え?」
「何も買ってきてないの!?」
「??」
「私が欲しいと言ってたアクセサリー!!式の途中に抜けて買いに行くぐらいのことはできただろうがよ!そんなこともできねえのか、ホントクズだな!」
「!!!?? いや、式の途中に抜けるわけないでしょう」
「本当に私のことを思いやって、申し訳ないと思うんだったらそれくらいの行動は起こすんだよ!お前は口ばっか。結局、当日券だって買わずにシレッと出て行くしよ!」
「買わなくていいと言ったじゃ…」
「それでも買うんだよ!!本当馬鹿なの!?どんだけ最低なんだよ」
そしてぼくは、顔を握り拳で殴られました。2回殴られ、うち1回はアゴに来たため頭がグラっとしました。
続けざまに火のついたタバコを振り上げてきましたが、即座に彼女の手を抑えて止めました。
「離してよ!」
掴んだ手を思い切り爪でひっかかれました。手の甲の皮膚はえぐれ、血が出てきます。間髪いれずに手元にあったリモコンを投げつけてきます。そして、道理のない罵詈雑言を繰り返し、それがまた深夜まで及びました。
これが私が初めて経験した、妻からのDVでした。